市販薬として販売されている便秘薬。
気軽に手に取れることから購入しやすい薬の一つですが、
誤った使い方で便秘を悪化させることもあります。
また、治療より手っ取り早く出せばいい…、と一般的に考えがちです。
そこで、漢方SP講座では「便秘」の弁証論治をアップしました。
中医学では、便秘を招くメカニズムを二つに大別します。
1.便を押し出す力が不足している
タイプ2.便を押し出す力はあっても便が硬くなり排出できないタイプ
これらの二つのタイプでは便秘を引き起こす原因が異なり、
随伴する症状が異なれば治療方剤も異なります。
中医臨床の実践で役立つ「漢方SP講座」では、それぞれの症状の特徴、
治療方剤について詳しく紹介しています。
治療方剤は麻子仁丸、六磨湯、黄耆湯、潤腸丸、済川煎などですが、
講座のなかで、これらの方剤の特徴となる症状と方剤の配合の特徴などに
重点において説明しています。
また、日本で流通していない方剤は、代用薬を紹介しています。
この講座によって、便秘の治療に自信をもっていただけると思います。