国際中医師にできること

国際中医師は医師資格ではなく、医療行為は行えません。ですが漢方を活用したい医療人や一般の方にとって非常に有用な資格です。日本には漢方の国家資格が存在しないため、国際中医師資格は漢方・中医の知識レベルを証明する重要な手段となるからです。

医療人の方

  • 国際中医師は、中医師に相当する中医知識を有することを認定する資格です。漢方処方など中医学の知識を求められる様々な場面で、専門家として複雑な臨床症状に対応できるようになります。
  • 患者に説明する際には、その背景となる知識を証明できなければ信頼を得られません。国際中医師資格は中医知識の証であり、患者の安心・信頼の根拠となります。
  • 中医学の考え方のひとつである未病先防(みびょうせんぼう)によって病気を予防し、また病気の予後をよくするための養生を伝えることができます

漢方・中医の講師を目指す方

  • 国際中医師の資格を取り、講師として活躍する方もいます。漢方の拡大は専門家を育成する講師の需要も押し上げています。講師を目指す上で中医知識を証明する有効な手段となるのが国際中医師資格なのです
  • 漢方・中医の講師となるには当然ながら中医に対する深い理解が欠かせません。当アカデミーのカリキュラムに沿って国際中医師資格を取得すれば漢方・中医のロジックを身に付けられます

一般の方

  • 医療人の方同様、専門的知識に基づいてご自身やご家族の健康を増進することができます
  • 漢方薬局での相談などで、言われるままに処方されるのではなく、正しい処方なのか判断することができます
  • 漢方薬や漢方サプリなど、ご自身で最適なものを正しく選ぶことができます

このページの著者

董 巍(とう ぎ)

中医学アカデミー長、世界中医薬学会連合会常任理事、中医薬学会連合会理事長、中医師

経歴: 1959年生まれ。 遼寧中医薬大学卒業後、大連第三人民病院内科学中医内科で医師として勤務。 1990年に日本へ来日し、日本医大丸山ワクチン・薬理教室の客員研究員を務める。 その後、日本中医薬研究会の講師を経て、特定非営利活動法人「中医薬学会連合会」を設立し理事長に就任する。翌年には中国 世界中薬学会聯合会常任理事も兼任。 2011年に世界中医薬学会聯合会認可のもと中医学アカデミー を設立し、国際中医師の育成と中医学の普及に力を注いでいる。