脳梗塞から認知症へ 父のこと4

複方丹参片と杞菊地黄丸を一緒に服用させた目的は、「補腎活血」です。
父は88歳になり、腎精不足、肝陽上亢の状態とともに、瘀血もあります。脈は上実下虚の病理状態を反映しています。
中医学で肝陽上亢の治療方法は比較的多く、診断と治療に誤りが生じやすい証候です。肝陽上亢の基本病理は、「本虚標実 」です。
私は、杞菊地黄丸で本虚(肝腎不足)を治療して、複方丹参片で実を治療することにしました。即ち中医学の扶正袪邪の治療原則に従いました。
もし、私が、活血だけを目的に複方丹参片だけで治療すれば、肝腎を傷つける恐れがあり、また杞菊地黄丸だけで治療すれば、瘀血を酷くさせる 恐れもあります。
中医学長く勉強し応用して、効果的に父の症状が改善することができたことは、非常にうれしいです。
中医学のインターネット学習 は、主に基本概念、中医学の考え方、弁証の基本、論治の要点を学ぶことにあります。

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