中医学の勉強 気虚にも頭痛が見られます。

気虚はよく見られる証候です。
気虚は臓腑の機能が減退することで発生した証候で
主に慢性疾患、慢性の過労、高齢などの原因によって
様々な症状をひき起こします。

気虚の場合、症状がそれぞれあります。

例えば、疲れやすい、気短、自汗等などの症状の他に
痛みという症状も生じます。

この痛みは、頭痛、筋肉痛、胃痛、腹痛などが含まれます。
気虚による痛みの症状が見られる場合、気虚の状態が
かなり進んでいると判断することができます。
今回は気虚の頭痛について話します。

気虚の頭痛は主に気虚によって頭を養うことができず生じます。
臨床特徴は、慢痛で繰り返し頭痛が発生し、特に過労によって
頭痛が悪化する、また眩暈、目の疲れ、耳鳴りなどをよく伴います。
この場合の治療の代表方剤は補中益気湯です。

もし、川芎茶調散を投与する場合、逆に頭痛が酷くなる場合も
あることを注意してください。
これは誤治に属する行為だと考えられます。

病気の診断と治療薬の判断の難しいところは、病気は常に変化しているからです。
例えば、気虚が更に進むことで、痰湿、瘀血、陽虚などの
病理変化が生まれます。

これらの病理病因の変化を掴むために、中医学においての腕が必要となります。
この確認能力を持つために、土台から中医学を学んで
まず国際中医師のレベルまでに至るために努力していきましょう。

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