中医学を勉強するにあたって、専門用語や概念を理解するのに苦労します。
覚えてしまえばなんてことはないのですが、読めない漢字もありますね。
漢字を使う国は、今では中国と日本の二つの国だけになりました。
漢字を使うからこそ、専門的な言葉をなんとなく理解したような気になって
本来の意味を理解しないままの方も少なくありません。
先日、「湿熱蘊結」について質問を頂きました。
「蘊」は、包むか籠るという意味があり、「結」は詰まる状態を表します。
湿熱の邪が蘊結の状態になった場合、発生する内臓、
例えば膀胱、脾胃、胆など部位によって発生する症状は変わります。
湿熱薀結によって、湿熱の邪気の程度が理解できます。
中医学では、専門用語の意味が正確に深く理解することで
レベルアップに大いに役立つという観点から、
専門用語の説明に更に入念に力を入れていこうと考えています。