「竜眼」を頂きました
8月末に上海を訪問し、レストランで「竜眼」を頂きました。
竜眼は、ライチと同様にムクロジ科の植物の果実です。
ライチの深い紅色の皮と異なり、涼しげなグリーン色。
味もライチとよく似ておりますが、ライチより一回り小さく
種が大きいので可食部が小さく、ちょっと物足りなさを感じます。
生の竜眼は、この時期、比較的食することができるようです。
中国への渡航歴が多い私ですが、生の竜眼は初めて頂きました。
中国へ赴いた際に、季節や地域によって始めて頂く
素材や料理に出会うと食文化の大きさを実感します。
竜眼肉の効用は、ここでは触れませんが、
暑い季節、汗と共に気と津液が漏れ出てしまったときに生の竜眼を頂く…。
このような食文化が発展し、更に中医学が形成されたことを思うと脱帽です。
訪中は、身近なところで中医学に触れる楽しさがあります。
今年は、上海中医薬大学で臨床研修を行いますので
参加された皆様にも新たな発見があればうれしく思います。