<弁証の根拠>
1.眩暈、心悸、失眠
2.体の何処かに刺痛があり、痛む箇所が動かない、或いは血瘀による塊がある。
3.顔色は萎黄を呈し、舌質は淡白、舌に瘀点或いは瘀斑が見られ、脈細渋。
1症状群+3症状群か、2症状群+3症状群で血虚血瘀証と判断することができる。
<治療方法>
養血活血で治療する。
<治療方剤>
1.聖愈湯
2.桃紅四物湯
<臨床応用>
この証候の原因は、出血によって血虚が発生し瘀血を生む。
血虚による血瘀の治療には、養血活血で治療すべきである。
血虚がより重いものには聖愈湯で、瘀血がより重いものには桃仁四物湯で治療する。
両方剤とも四物湯の加減で作られる方剤である。
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