筋トレに励む!でも筋肉がつき難い…

筋トレでダイエットや綺麗な筋肉を増やし引き締まった身体を手に入れたい!

質の良い筋肉を増やし維持するのはなかなか大変なようですが
筋トレをしても筋肉がつきにくい方もおられるのではないかと思います。

中医学の立場から筋肉を紹介します。
中医学では五臓にはそれぞれの働きがあると考え、中でも「脾」には多くの機能があります。
例えば、脾には「体は肌肉に合す」と「四肢を主る」という機能があります。

脾胃は気血生化の源で肌肉は脾胃が運化した水穀精微によって滋養され、
豊満で壮健になると考えています。
つまり、脾は飲食物を吸収して、その栄養を筋肉に送る働きがあるのです。
従って筋肉の状態を見ることで脾胃の機能が観察でき、
脾胃の運化機能に障害を受けると体は痩せ軟弱無力になり、
四肢の筋肉に現れやすくます。

食べても体が痩せる、軟弱無力になる、四肢に筋肉がつきにくい、
また疲れやすい、食欲不振などがみられれば、この状態を「脾虚」といい
筋トレの成果が表れにくくなります。
良質のたんぱく質を摂取しても、脾の機能が低下した状態では効率よく使われていないのです。

こんな時の代表方剤は、六君子湯です。
その他、脾虚のためプロテインやたんぱく質が消化吸収されず
食滞の状態が確認出来れば啓脾湯も効果的です。

それぞれの体調に合わせた漢方薬で筋トレの効果を高めましょう。

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