熱中症の予防!汗をかいたら、お湯で湿らせた温かいタオルで拭きましょう。
毎日暑くて汗が止まりませんね。
あまりに暑いので冷たくしたタオルで汗を拭いたり、
床屋さんでは冷感のシャンプーを勧めるお店もあるとか…。
確かに冷たいタオルで顔をふくとその時は気持ちがいいですが、
冷たいタオルを使うことで毛穴が塞がり、体内にこもった熱を発散することを邪魔します。
中医学は夏の邪気を暑邪といい、暑邪は体の芯に入り込む性質があり特に心に容易に入り込みます。
心は汗と強く関与し、汗の状態は心の機能を反映します。
心が元気であれば汗を出す力があり、体温の調節にも役立ちます。
体内に入った暑邪を外へ出すために、汗を出す必要があります。
お湯で濡らした温かいタオルで体を拭き汗を出すことで、体の熱を発散することに繋がります。
更に冷房は少し汗が出る程度で調節し、温かいお湯やお茶を飲んで
自然に発汗を促すことで、体に入った暑邪を排出させることに繋がります。
夏の対策で特に注意すべきことは、
室内を冷やしすぎたり冷たい飲食を過食したりして、
体の気を傷つけて暑さに対応する力が弱まり返って熱中症になりやすくなることです。