ご自分の中医学のレベルを証明するにはどうすればよいか…。
日本で中医学を学ぶ機会や場所は極めて少なく、現在の日本の現状では、
まず国際中医師試験の合格が必要であると考えています。
なぜならば、この試験に合格するには、中医学の土台となる
中医基礎理論・中医診断学・中薬学・方剤学・
中医臨床学科(中医内科学、中医婦人科、中医外科、中医小児科を含む)・弁証論治を学ぶからです。
国際中医師試験はこれらの学習を系統的に学んだことを証明する唯一の試験で、
中医臨床のための「初めの一歩」になり、中医薬理論を中医学的な
弁証論治に活かすため更に努力が必要です。
弁証論治とは、中医学の理論、分析方式及び四診の方法で、患者の病因、
病理状態、診断要点を掴み、適切な治療方法と漢方処方の選択を行うことを指します。
従って、国際中医師試験に合格することは、
中医学のプロへ成長する道がすでに出来ているという証明にもなります。
しかし、これだけでは弁証論治が高いレベルに至ったことに等しいとはいえません。
漢方薬を使いこなすには、常に自分の努力で弁証論治のレベルを高める必要があります。