中医学の勉強 下半身のトレーニングと呼吸との関係

長びくマスク生活で不調を訴える方が少なくないようですが

その原因の一つとして、マスク生活によって気づかないうちに
4/21 のNHK あさイチ で下半身のトレーニングとして
スクワットを推奨しているということです。

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中医学では、腰、足、生殖器などの働きには腎が関与
していると考えています。

また、腎には納気作用といい、吸い込んだ息は腎の納気作用に
よって、身体の奥深くに取り入れられるとも考えられています。
その為、加齢や病気が長引くことで腎の納気作用が弱まると
息を吸い込む力も弱まり、浅い呼吸になります。
呼吸が肺だけではないと考えていることに中医学の奥深さを感じます。

下半身をトレーニングすることは、腎を強めるので、
結果として呼吸の働きを強めることになります。

コロナの後遺症の一つは、呼吸が弱いという症状があるそうです。
腎を強めるために、下半身のトレニンーグの他に腎を補うことも重要です。

腎が弱いことは腎陽虚、腎陰虚、腎陰陽両虚があります。
腎虚によって、心腎両虚、肺腎両虚、脾腎両虚、
肝腎不足などの病証を引き起こされる恐れがあります。

よく中医学を勉強して、それぞれの病証の診断を行い、
適切な漢方薬を出すことが、コロナの後遺症の改善にも役立つと考えられます。

国際中医師の皆さん、中医学の弁証論治の原則に従い
それぞれの病証の治療に貢献することができると信じています。

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