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インフルエンザ予防 肺気虚に玉屏風散

2019-01-16 11:00

冬の到来でインフルエンザが猛威を振るっています。 中医学では、冬に流行っているインフルエンザを「疫気」といい、 「疫気」は伝染力の強い病邪で、伝染性と流行性は六淫の邪気より強力です。 この疫気は猛烈な熱盛があり体を侵害すると、すぐ体の中に入り、 高熱を誘発するという特徴があります。 予防するために、体の抵抗力をアップすることが非常に重要となっています。 中医学では、疫気(ウイルス)の侵害から守るために、 肺気を強めることが予防になると考えています。                                                              肺気の不足(肺気虚)は、カゼをひきやすい、カゼが治りにくい、     疲れやすい、普段から話声が小さいなどが特徴です。 思い当たる方には「玉屏風散」をお勧めします。 玉屏風散は肺気を補いながら、ウイルスの侵入を防いで 駆除することに役立ちます。 肺気虚の方が、インフルエンザにかかった場合は玉屏風散と銀翹散の 併用もお勧めです。
この記事の執筆・監修

董巍写真

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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