自分の中医学レベルはどの程度?(3)

前回のブログで、脾気虚を例に複雑な症状群からどの臓腑に病があるか
その性質は虚か実か、などを判断する必要があるという意識を
持つようになることを紹介しました。

脾気虚の病理を簡単に理解している方が少なくありません。
しかし、肺や心、腎など他の臓腑に影響を与えたり
気血津液への影響を更に加味して考えると頭の中では膨大な
データを処理しなければなりません。

脾気虚の場合は、必ず泄瀉や食慾不振、げっぷなどの症状や
疲れやすいと感じるだろうと考えていますが、
もし、便秘を訴えたり、泄瀉はあっても食欲は問題ない、
げっぷはでるが泄瀉を伴わない場合…、さあどうしましょう。

このような問題に対応できなければ、五臓の間の関係や
五臓と六腑の関係について正しく深く理解していない現れだと考えています。

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