-
中医学からみる記憶力の低下
最近は若年層でも記憶力が低下する傾向が強まっているそうです。 中医学では、記憶力が低下する原因は多いと考えていますが 今回は心腎両虚のケースについて紹介します。 心腎両虚は心血と腎精が不足した状態を指…
-
心脈痺阻証 専門用語の勉強
心脈痺阻証(しんみゃくひそ)とは、様々な発病要因によって 心の脈絡が塞がり、通じない状態が現れた証候を指します。 臨床症状では、心悸、怔忡、心胸が塞がったように苦しく、痛みが肩背部から 上腕内側に及ぶ…
-
血液サラサラ、瘀血の治療
瘀血は中医学の概念のひとつです。 発病過程において原因と結果が相互に影響を及ぼし 臓腑の気血機能が失調したために生じた病理産物のひとつが瘀血で また、発病因子にもなります。 瘀血は体内に停滞する血で、…
-
背が伸びる、腎と気の関係
両親からもらい受けた「先天の精」は腎に蓄えられますが 先天の精は、脾胃の運化作用によって作られるた精気によって補充され これを後天の精といいます。 先天の精と後天の精は生命活動にはなくてはならないもの…
-
中医学からみた夏の特徴、寒湿から湿熱へ
早いもので今月には、夏至を迎える季節になり 体に悪影響を及ぼす邪気もだいぶ様変わりしてきました。 日本は比較的、湿邪の影響を受けやすい自然環境と生活環境があり 寒い時期は主に「寒湿」の邪気の影響を受け…
-
腎の働き「開」と「合」、排尿とトラブルの原因は?
先日のブログ「補腎薬のすすめ」では、腎の働きのひとつ 「精」について紹介しましたが、本日は腎の「開合」について紹介します。 腎の働きの中には水液を主り(主水)、全身の水液代謝の平衡を調節する作用があり…
-
ストレスが食欲に及ぼす影響を考える
今だ、自粛要請中の東京。 日常生活の急激な変化で戸惑いもある今日この頃ですが、 ストレスを感じ、自宅にいることも手伝って食欲に変化はありませんか? お腹は空いていないけどちょっとつまみ食い 食後の別腹…
-
感情の変化が及ぼす体調の変化
2020/4/2 のブログ「長びくストレスは発病の基!」で、 病気の発病には主に3つの原因(外因、内因、不外内因)があるこをお伝えしました。 今日は内因となる七情内傷を紹介します。 中医学には、七情内…